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『シスター・プリンセス』(Sister Princess)は、雑誌『電撃G's magazine』(メディアワークス)の読者参加企画に端を発する一連のメディアミックス作品群の総称。
ネタバレ注意 : 以降の文章には、作品の内容に関する記述が含まれています。
目次 |
概要
12人の妹たちが遠く離れて暮らす兄を思慕する様子を描いたものである。天広直人(作画)と公野櫻子(キャラクター設定・文)の2人がこれに携わった。
“シスプリ”という通り名で広く浸透している。
シスター・プリンセスの起源は、「電撃G'sマガジン」1999年3月号から始まった読者参加型誌上企画『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』にまで遡る。そしてここからゲーム版やアニメ版など様々なメディアミックスに派生し、発展していった。
- 読者参加型誌上企画
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』(「電撃G's magazine」1999年3月号〜2000年8月号)
誌上連載イラストストーリー収録単行本
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』オフィシャルキャラクターズブック
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』オリジナルストーリーズ
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』ポケットストーリーズ・全4巻
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』Sincerely Yours
- 書き下ろし収録単行本
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』キャラクターコレクション・全12巻
- 『シスター・プリンセス ゲームストーリーズ』全2巻
- 『シスター・プリンセス Re Pure セレクション』(キャラクターコレクションの中からアニメ版で使用された話を中心に再録)
- コンピュータゲーム
- 『シスター・プリンセス』(プレイステーション、ドリームキャスト版ものちにリリース)
- 『シスター・プリンセス 〜ピュア・ストーリーズ〜』(プレイステーション、ドリームキャスト版は前作との合本)
- 『シスター・プリンセス2』(プレイステーション)
- 『シスター・プリンセス2 PREMIUM FAN DISC』(プレイステーション)
- 『シスター・プリンセス 〜Re Pure〜』(ゲームボーイアドバンス)
- プレイステーション版攻略&ビジュアルブック各種
テレビアニメ版
- 『アニメ・シスタープリンセス』(VHS・DVD全9巻)
- 『シスター・プリンセス 〜Re Pure〜』ストーリーズパート(DVD全4巻)
- 『シスター・プリンセス 〜Re Pure〜』キャラクターズパート(DVD-BOX)
- 『シスター・プリンセス&シスター・プリンセス 〜Re Pure〜』(アニメ第1作と第2作の合本、UMD全7巻)
- アニメ版ビジュアルブック各種
- 『Sister Princess』(アニメ版1作目の北米版、2004年から2005年にかけて発売、DVD全7巻)
- 『妹妹公主』(アニメ版1作目の香港・台湾版、2002年発売、DVD全9巻・VCD全13巻)
- 『妹妹公主Re Pure 故事篇』(アニメ版2作目ストーリーズパートの香港・台湾版、2003年発売、DVD全3巻・VCD全4巻)
- 『妹妹公主Re Pure 人物篇』(アニメ版2作目キャラクターズパートの香港・台湾版、2003年発売、DVD全3巻・VCD全3巻)
- ラジオ番組
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃんと一緒〜』
- コミック
- 『シスタープリンセス 〜12の約束〜』(壱河きづく・画、月刊コミック電撃大王連載。未完のため単行本化されず)
- 『シスター・プリンセス〜Re Pure〜』(森嶋プチ・画、月刊コミック電撃大王連載)
- CD
- シスター・プリンセス「Kaleidoscope」
- Prits「Sakura Revolution」「告白“決めてよ!”」「Private Emotion」「cherry blossom」
- 『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜』ラジオドラマ収録CD全6巻
- その他ゲーム版、アニメ版の主題歌CD、サウンドトラックCDなど
- キャラクターグッズ
- ポスター、トレーディングカード、ぬいぐるみ、ガレージキットなど公認・非公認のものを含め多数
これら各メディアは誌上連載イラストストーリーの電撃G'sマガジン本誌掲載時期に倣い、時期ごとに「1期」「2期」「3期」「4期」という大別が為される。
このうち原作に分類されるものは、誌上連載イラストストーリーを収録した単行本、書き下ろし単行本『キャラクターコレクション』、アニメ『〜Re Pure〜』のキャラクターズパート、およびラジオドラマを収録したCD6種とされる。しかし原作定義に分類されるものだけでなく、その他ゲーム版・アニメ版等にも様々なエピソードが詰め込まれており、これらも一緒に嗜んでいないと全体像が見えてこないのがメディアミックス作品の妙である。
「妹」から見るシスター・プリンセス
シスター・プリンセスは各メディアごとで世界観がかなり異なっているが、12人の妹たちの設定はおおよそ共通している。
原作では兄妹2人で一対一の関係であるのに対し、ゲーム版・アニメ版はともに兄一人に対し妹が12人もいるという設定になっている。このゲーム版・アニメ版のギャルゲー的世界観がインターネットサイト各所や同人誌二次創作等でブレイク、「12人の妹」という狂気をはらんだこの言葉はここで生まれたのである(ゲーム版・アニメ版の隆盛期では、原作も一時的に妹12人が一同に集う世界観にシフトしていた)。
文中の括弧(“”)内に示しているものは、その妹独特の兄の呼び方、および「一人称」。
- 可憐(かれん) CV:桑谷夏子 “お兄ちゃん(おにいちゃん)―可憐”
- 清純派ヒロイン風の妹。良家の育ちのようでしつけが良く、兄に対しても敬語で接する。ピアノが得意。アニメ版では帰国子女で飛び級という設定になっている。小さい子たちの面倒を見るしっかり者だが、兄に対してはちょっぴり甘えん坊な感じも見せる。各種メディアのジャケットに描かれる機会が多く、一応本作品のメインヒロインと言う位置付けのようである。9月23日生まれ。
- 花穂(かほ) CV:望月久代 “お兄ちゃま(おにいちゃま)―花穂”
- よく転びまくる、生粋のドジっ娘妹。それでも兄のことを応援するため、チアリーディング部に所属し練習に励む、健気な女の子。お花を育てるのが好き。体重をかなり気にしており、幾度となくダイエットを試みるも食欲に勝てず失敗に終わる。可憐に次ぐサブヒロイン的な位置付けのようである。1月7日生まれ。
- 衛(まもる) CV:小林由美子 “あにぃ―ボク”
- スポーツ好きで、健康的な魅力を持つ妹。一人称は「ボク」。スノーボードやインラインスケートが特に好きなようで、ファッションスタイルにもそれが反映されている。あにぃに女の子扱いされたくないが為にブラをしていない。スポーツはほとんど何でもできるが、球技だけがどうしても苦手という変わったところがある。立位体前屈 24cm, 背筋力 107kg, 握力 右/32kg 左/30kg, 垂直跳び 53cm, 反復横跳び 48回/20秒, 伏臥上体そらし 66cm。10月18日生まれ。
- 咲耶(さくや) CV:堀江由衣 “お兄様(おにいさま)―私(わたし)”
- 兄の気を引くためコケティッシュな振る舞いを見せる、小悪魔系の妹。気が強く、大好きな兄を振り回して楽しんでいるようなところがある。おしゃれ好きで、兄に服を見立ててあげるのも好き。兄が他の女性と仲良さそうにしていると、やきもちを焼いてすぐに膨れるという子供っぽいところもある。12人が一同に集う世界観のゲーム版・アニメ版では最年長的な役回りを担当する。12月20日生まれ。
- 雛子(ひなこ) CV:千葉千恵巳 “おにいたま―ヒナ”
- 舌っ足らずな話し方が可愛らしい、お子様モード全開の妹。アヒルの人形のピヨちゃんが宝物で、ママのそばにいるのが好き。12人の中では最年少とされている。「くしし」という笑い方が特徴的。8月15日生まれ。
- 鞠絵(まりえ) CV:柚木涼香 “兄上様(あにうえさま)―わたくし”
- 遠く離れた高原の療養所で入院生活をしている妹。読書が好きで、おとなしく控えめな性格。療養所では小さい子たちのお姉さん的な役割をしている。兄が見舞いに来れない間も、ペットの大型犬・ミカエルがいつもそばについている。4月4日生まれ。
- 白雪(しらゆき) CV:横手久美子 “にいさま―姫”
- お料理大好き妹。自分のことを「姫」と呼び、「〜ですの」という独特の喋り方をする。原作ではお菓子作りが好きな普通のかわいらしい妹だが、ゲーム版・アニメ版ではゲテモノ作りをするキャラクターにされてしまっている。連載当初の設定では、兄を“兄あに(あにあに)”と呼んでおり髪形も多少違っていた。これは彼女のファンの間ではある種のタブーとされている(尚、兄呼称“兄あに”の白雪を白雪αと呼ぶ場合がある)。2月11日生まれ。
- 鈴凛(りんりん) CV:神崎ちろ “アニキ―私(わたし)”
- 発明家として類まれなる才能を持つ理系妹。機械いじりが好きなのはおじいさんの影響であると思われる。自分そっくりな等身大ロボット「メカ鈴凛」を製作、改良を重ねている。他にも「恐怖のジョギング追っかけマシーン・シザーマン」など、独特の発明品がある。つなぎやチャイナドレスをモチーフにしたファッションが好み。少々図太い性格なようで、研究資金難になるたびに兄から平然と小遣いをせびる。7月9日生まれ。
- 千影(ちかげ) CV:川澄綾子 “兄くん(あにくん)―私(わたし)”
- 魔女のような、妖しい魅力を持つ妹。寡黙でめったに口を開かず、一人部屋にこもってタロット占いをしていることが多い。オカルト系の文献を集めていたり怪しい薬草を調合していたりと、妹でありながら何を考えているか分からない。原作では前世からの結びつきで兄妹として転生したという設定だが、ゲーム版ではとんでもない設定にされていた。誕生日についてはユダヤ暦に直すと7月10日前後で、原作並びにRe Pureの金色の果実の話にでてきた贖罪の日と合致し、なんらかの関係があると思われる。3月6日生まれ。
- 春歌(はるか) CV:かかずゆみ “兄君さま(あにぎみさま)―ワタクシ”
- 何か勘違いしている和風妹。兄の護衛と身の回りの世話をするために、はるばるドイツからやってきた。立派な大和撫子になろうと茶道や薙刀など様々な稽古事を習っており、技能面では兄以上に何でもできる。非常におしとやかだが、反面、暴走+天然ボケキャラという側面も。顔を赤らめる時に「ポッ」「ポポポ」という擬態語が口から出る。制服姿や水着姿等でシリーズ後期から人気が急上昇したキャラクター。5月16日生まれ。
- 四葉(よつば) CV:半場友恵 “兄チャマ(あにちゃま)―四葉”
- 日本で暮らす兄のことが知りたくて、イギリスからやってきた妹。名探偵を自称しており、兄を容疑者に見立てて何でもかんでも「チェキ」しまくる。口癖も「チェキデスぅー!!」(「です」「ます」は必ずカタカナ表記)。周囲をひっかきまわすトラブルメーカー。底抜けに明るい性格だが、明るすぎて少々ネジが緩んでいる。ゲーム版ではパーティーを台無しにして咲耶に叱られて以来、咲耶のことを少し恐れている模様。アニメ版では鈴凛とは特に馬が合うようで、ペアで行動することが多い。6月21日生まれ。
- 亞里亞(ありあ) CV:水樹奈々 “兄や(にいや)―亞里亞”
- お嬢様でとても世間知らずな妹。のんびり屋で独特のテンポを持ち、そしてちょっぴり泣き虫。フランスの出身で、日本に来てからも所有の大豪邸で暮らす(兄妹間でなぜ身分の差があるのかについては不明)。少々世話がかかるタイプのようで、御付のメイドの「じいや」をいつも困らせている。お菓子が大好き。歌うのが特技で、12人いる中でもおそらく最も上手。11月2日生まれ。
妹たちの年齢については、各個人の「妄想」に委ねるという形で正式には公表されていない。 プレイステーション版『シスター・プリンセス』内にて、咲耶が中学卒業、衛が中学、花穂が小学校高学年であることが推測できるのみである。 雛子に関してはいくつか判明ポイントはあるものの、『アニメ・シスタープリンセス』では幼稚園児、プレイステーション版『シスター・プリンセス2』では誕生日前9歳、誕生日後10歳(バースディケーキのろうそくの数より)という扱いになっており、はっきりしない。 ファンジンでは千影・春歌・咲耶を最年長組、亞里亞・雛子を最年少組と分けるのが一般的なようである。 またあるイラストからは千影が中学校一年生用の教科書を使用していることが確認できる。
「兄」から見るシスター・プリンセス
読者が「お兄ちゃん」となる誌上企画シスター・プリンセスをノベライズ・ゲーム化・アニメ化していくにあたり、キャラクターとしての「兄」を書き起こす必要が生じてきた。 こうしてキャラクターとしてつくられたこの兄だが、実はメディアごとで大きな相違点がある。 全員が全くの別人格なのである。 そして兄の違いがメディアごとでのシスター・プリンセスの違いにもなっている。 ここでは、その兄たちの比較点を述べていくことで各メディアごとの解説としていく。
- 原作版の兄
- 原作版の兄は象徴的存在で、12人の妹たち一人一人に用意されている。兄と妹は「ある事情」で別々に暮らしており、この2人が自由に会う許可を親から得られているのは「お兄ちゃんの日」だけ、ということになっている(その理由は伏せられている)。原作は全て妹からの視点ゆえ、ここで語られる兄の姿はあくまで妹の主観像なのだが、それでも落ち着きと余裕のある性格で、妹から見てとても頼れる存在。そして妹をいじめたりあまりきつく叱ったりしない優しい性格であるということが把握できる。容姿に関してもかなりのイケメンで、妹から好かれると考えられる要素は全部持ち合わせているのである。ただし、咲耶の兄は少しのんびり屋で異性にあまり免疫がないようなタイプとして語られるなど、妹ごとで兄の性格に若干の違いが見られる。高校2年ぐらいと考えられるが、特に明記されているわけではない。ちなみに、兄が着ている制服は当初アニメ版に準じたデザインだったが、4期では紺色のブレザーになっている。
- 住んでいる場所
- 天広が描くイラストストーリーの挿絵や、この原作定義に分類されるアニメ『〜Re Pure〜キャラクターズパート』各話などからも分かるように、自動車が往来を走り、コンビニもあればカラオケ店もある、現実世界が舞台。比較的規模が大きい都市と考えられる。どこの地方かというのは具体的にはないので、そのあたりは読者が自由に想像して楽しめるようになっている。前述の通り、兄妹は別々の暮らしをしているのだが、住んでいる場所の距離に関してはおそらくそんなに離れてはいないということが『キャラクターコレクション』各巻で分かる。
- ゲーム版の兄
- 月一回ペースの誌上企画やイラストストーリーだけではとても伝えきれない、様々なエピソードを詰め込んでシスター・プリンセスはゲーム化された。このゲーム化によって、妹12人が姉妹として集いよりどりみどりに登場するギャルゲー的世界観が初めて採用された。そしてつねに妹からの視点だったのがゲーム版では兄からの視点となり、ここで初めて兄の主観が語られたのである。しかし「ギャルゲー」としてつくられたゆえの弊害も起きた。原作で語られる頼りがいがある兄をそのまま主人公として据えたもののはずなのだが、“妹たちに引っ張り回されるばかりで主体性がない”、“兄妹なのに全員に八方美人な付き合い方”というその「典型的ギャルゲー主人公」ぶりにファンは猛反発。原作の兄のイメージを壊されたとして、かなり不評な兄だった。夏休みを舞台にした『シスター・プリンセス2』でもほぼ同じキャラクター設定であるが、時期を経て成長したのか少し頼りがいあるお兄ちゃんらしさを見せる。
- 住んでいる場所
- 原作のゲーム化なので、舞台はある程度原作に準じている。兄妹たちが別々に暮らしているという点も同じ。ところがこの兄妹たち、実は同じ市内(それどころか同じ学区内)に住んでいるのである。それに加え、12人のうちのほとんどが学区内にある小・中・高一貫制の2つの学園のいずれかに通っている。はっきり言って離れ離れでもなんでもないのである。鞠絵のみがはるか県外の療養所で暮らす。町並みに関しては、駅も商店街もショッピングモールも揃っており、割と普通の世界観。ただ、自動車は一応存在するようだがほとんど走っているのを目にしない。道路がアスファルトになっている場所も駅前以外にはない。
- アニメ版 海神航
- 一人っ子として育ち、かつ受験一筋の生活をしてきた秀才“海神航(みなかみ わたる)”がこのアニメでの主人公。突然出会った妹たち12人との突然の共同生活に息苦しさを感じ、島から逃げ出すことばかりを考えていたり、戻ってからも妹たちに支えられてばかりでとにかくダメダメなお兄ちゃんだったが、一年間の様々な出来事の中で成長を遂げ、立派に兄として役割を果たしていく。一流進学塾のトップだっただけあって勉強はできるが、運動が大の苦手。妹たちとどう接したらいいか分からないためか、彼女たちを「〜ちゃん」づけで呼んでいる。
- 住んでいる場所
- 主人公は東京出身。進学塾もあり自動車も走っている、普通の町並み・世界観である。そこから「プロミスト・アイランド」という非日常の世界へと連れて行かれる。そこはリゾート開発とテーマパーク開発が進められていた島で、一つの町として機能してはいるが、現代日本の世俗からは完全に隔絶している。自動車など一台も走っていない。遊覧設備として敷設された汽車が島での主な移動手段。携帯電話やノートパソコンといった電子機器もあまり普及していないようで、鈴凛お手製のものを皆が使用している。テレビやガス器具等は存在している。兄妹たちの共同生活がメインテーマのこの作品では鞠絵の療養所等の設定はなく、全員がともに暮らす。
- アニメ版 Re Pure兄
- ここで言う“Re Pure兄”とは、ストーリーズパートの方に登場する兄のことである。前作の主人公・海神航とは全く違い、落ち着きがあり、妹たちから見てとても頼れる存在。原作の兄に最も近いキャラクター設定と言える。しかし妹たちが生まれた頃から接してきているにもかかわらず、彼女たちに対し「〜ちゃん」づけするなど不可解な点もあり、また単独での行動も多いため、ある意味千影以上に何を考えているのか分からないような人格となっている(むしろ千影はこの作品では笑みを見せる機会が多くなり、丸くなったような印象)。白並木学園の高等部に通う高校生。コケの鉢植えが好きらしい。なお、同じRe Pure内のアニメでもキャラクターズの方は原作をそのままアニメ化したものなので、キャラクターズの兄については“原作版の兄”の項を参照されたい。
- 住んでいる場所
- 舞台は海沿いに面した港町。町の中心地は全面板張り・レンガ張りで、自動車は一台も走っておらず、公共交通機関も路面電車だけ。のんびりとしたイタリアあたりの様相で現代日本らしさを全く感じない町並みだが、一応「翼多市」という名がついている。同じ市内でありながら兄妹たちが別々に暮らしているという設定はゲーム版に近い。兄妹たちの通う学園もゲーム版と同様、白並木学園・若草学院という名前がついている。前作アニメとは関連性のない話のはずだが、前作で登場したサブキャラクターたちがなぜかこの町の店でアルバイトしていたりもする。
サブキャラクター達
原作・ゲーム版・アニメ版共通
- ミカエル
- 鞠絵が飼う大型犬(ゴールデン・レトリーバー)。飼い主の感情を察した行動が取ることができ、様々な場で活躍する名犬。
- メカ鈴凛(めかりんりん) CV:鈴凛と同じ
- 鈴凛そっくりにつくられた人型ロボットで、鈴凛が生み出した発明品の中でも最高傑作を誇る。留学の夢が叶い日本を離れて暮らすことになっても、兄には自分のことをずっと忘れないでいてほしいという想いから懸命に作った。アニメ版ではこの他に、プロトロボと呼ばれる巨大なメカ鈴凛も登場する。
- じいや RePure版のCV:笹島かほる
- 亞里亞御付きのメイドで、教育係も兼任。20代のうら若き女性であるが、亞里亞からはなぜか「じいや」と呼ばれる。亞里亞が屋敷で働く者はすべて「じいや」であると思い込んでいるからである。
ゲーム版
- 竜崎(りゅうざき) CV:花穂と同じ
- 白並木学園チアリーディング部の部長を務める女生徒で、花穂の先輩。高等部の生徒であると思われるが、詳細は不明。チアに関しては非常に厳格だが情には弱く、困っている人は見捨てられないタイプ。
- 千影パパ(ちかげぱぱ)
- 魔界に君臨する王。
- 佐々木さん
- 兄と同じクラスの女子生徒で、ゲーム版1作目に登場。シスコンで有名な主人公に好奇心を持つ。
- 柿ノ本さん CV:野川さくら
- 『シスター・プリンセス2』で登場する少女。なにかと春歌を目の敵にし、お稽古事対決で挑んでくる。
アニメ版
- 海神航(みなかみ わたる) CV:野島健児
- アニメ1作目における兄であり、主人公。詳細は前項参照。
- 山神燦緒(やまがみ あきお) CV:置鮎龍太郎
- 中学時代、同じ進学塾に通っていた航の親友。航が不合格になった名門高校へと進学、航がプロミスト・アイランドに行ってからはメールのやりとりで連絡を取り合っていた。
- 眞深(まみ)=山神眞深美(やまがみ まみみ) CV:氷上恭子
- 航、及び後述の山田と共にプロミスト・アイランドに渡った乗船客の一人。兄・燦緒からの指示で航の素行調査をしていたが、なりゆきで「13人目の妹」として航たちと共に暮らすことになる。ダメダメな航を叱りとばし一家を支えるしっかり者。レトルトカレーが大好き。航のことを“あんちゃん”と呼ぶ。
- 山田太郎(やまだ たろう) CV:山口勝平
- 乗船客の一人で、会うなり航の親友を自称するお調子者。島の学園で航と同級生になる。航の妹たちに一目惚れしてからは事あるごとに航たちの屋敷に押しかけ熱烈なアプローチをかけるが、妹たちには使いっ走り程度にしか思われていない。島のケーブルテレビで放映中のロボットアニメ「ガルバン」に夢中になっている。
- じいや CV:土屋利秀
- 海神家に仕えていた執事。航の中学卒業を機に航の元から去ったものと思われていたが、プロミスト・アイランドでも島の住民になりすまし陰に日向にと航のことを見守る。アニメ1作目のみに登場するオリジナルキャラクターで、前述のじいやとは似ても似つかない存在。神出鬼没にどこにでも現れ、様々な変装姿を見せる。
- 兄 CV:三浦祥朗
- アニメ2作目『〜Re Pure〜』における兄。詳細は前項参照。
- あの人 CV:氷上恭子
- 翼多市中心街のベーカリーショップで働くアルバイト店員。超激辛カレーパンがお気に入りらしい。
本誌連載
大別して第1期から第4期までに分けられる。キャラクターコレクション(全12冊)は単行本書き下ろしで厳密には本誌連載ではないが、第2期に含まれることが多い。
第1期(1999年3月号〜2000年2月号)
電撃G'sマガジン1999年3月号で連載開始。前号までに予告などは全く掲載されず、非常に突発的なスタートであった。この時点で登場した妹は可憐・花穂・衛・咲耶・雛子・鞠絵・白雪・鈴凛・千影の9人(特に白雪は髪型が違っていたり二人称が「兄あに」であるなど設定がかなり異なるが、4月号からは現在の二人称と髪型に修正された)。
当初は隔月連載の予定でスタートしたが、余りにも読者の反響が大きかったため急遽、毎月連載に変更され読者参加ゲーム(SDキャラクター担当作画・霧賀ユキ)が展開される。その内容は、相手となる妹を1人選んでメール交換やお泊まり・料理・テニスなどをすると言うものであった。
この時点では、妹にはそれぞれ兄がいる「一対一の関係」が前提とされており、妹同士の横の繋がりは家族関係でなく交友関係と見られていた。妹たちの共通項は、どの妹も家庭の事情で兄とは離れて暮らしており「お兄ちゃんの日」に限り、兄と会えると言う設定である。
第2期(2000年3月号〜2001年4月号)
G's連載の読者参加企画としては過去最高の人気に支えられて、2000年3月号より画:天広直人・文:公野櫻子のイラストストーリー(後に単行本「オリジナルストーリーズ」として刊行)が連載開始されると共に、ゲーム化が決定。また、それぞれドイツ・イギリス・フランスからやって来た新しい妹である春歌・四葉・亞里亞が登場。そして、発表されたゲームの内容が「兄1人(プレイヤー)に対して妹12人」と言うおおよそ常識とかけ離れた内容だった為に、各方面で物議を醸すことに。
一方、本誌連載のイラストストーリーと並行して「オフィシャルキャラクターズブック」(事実上の第1期総集編)及び全12冊の書き下ろし「キャラクターコレクション」が刊行された。キャラクターコレクションでは、1巻冒頭から可憐が同級生の綾小路君に兄とは結婚出来ないことを指摘されて半泣きで平手打ちを食らわせるなど、めくるめく衝撃的な展開が読者を捉えて放さなかった。なお、第8巻「鈴凛」に「2人兄妹」であることを明示(=「兄1人に対して妹12人」を否定)する記述が見られることは、このシリーズがゲームの製作と並行して執筆されたことと合わせて考えると非常に興味深い。
第3期(2001年5月号〜2002年4月号)
そして、2001年3月8日のゲーム発売と4月4日のアニメ放送開始に前後して5月号よりイラストストーリーの新章が開始される(後に単行本「ポケットストーリーズ」全4巻として刊行)。この新章は、ゲームのストーリーの延長線上で描かれ「兄1人に対して妹12人」の設定であった。また、これに伴い妹同士の二人称が全て「○○ちゃん」であることが明らかとなる。
しかし、アニメの方は製作段階から迷走。放送開始直前に「電撃Animation Magazine」が休刊に見舞われる不吉なスタートを切ったうえ、ストーリーの強引さや作画レベルの不安定さなどに批判が続出。監督が途中で交代するなどドタバタぶりが目立ち「ウニメ」(第12話で航がウニを踏んづけて溺れる場面から命名された)なる蔑称まで生まれる始末であった。終盤は意外と綺麗にまとめられていたとは言え、商業的には期待されたほどの成果を挙げられなかったようである。
第4期(2002年5月号〜2003年8月号)
アニメ化が多くの課題を残す結果となった反省からか、2002年4月号からのイラストストーリーは再び一対一の関係へ戻り「お兄ちゃんへの手紙」をテーマに連載される(後に単行本「Sincerely Yours」として刊行)。
前年のアニメ化に否定的な評価を下すファンからは原作のストーリーをアニメ化するよう求める声が多かったことを受けて、2002年夏に再度のアニメ化が決定。その一方で、翌年春のゲーム第2作(ストーリー上は前作から続いている)発売と言う事情も重なり、折衷案的にAパートを「兄1人に対して妹12人」・Bパートをキャラクターコレクションのエピソードをアニメ化と言う手法が採られる。こうして10月から始まった「シスター・プリンセス RePure」は好評の内に放送を終了。2003年3月にはゲームの第2作が発売され、本誌の連載は2003年8月号を以て終了した。
関連書籍
ここでは、いわゆる「原作」と呼ばれるタイトルを挙げる。ここに挙げた以外の関連書籍は「ゲーム版のデータ」「アニメ版の放映データ」を参照。
- シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜 オフィシャルキャラクターズブック
- 2000年7月発売 ISBN 484021607X
- シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜 キャラクターコレクション
- 可憐 2000年11月発売 ISBN 4840217173
- 花穂 2000年11月発売 ISBN 4840217181
- 衛 2000年11月発売 ISBN 484021719X
- 咲耶 2001年2月発売 ISBN 4840217505
- 雛子 2001年2月発売 ISBN 4840217513
- 鞠絵 2001年2月発売 ISBN 4840217521
- 白雪 2001年3月発売 ISBN 4840217890
- 鈴凛 2001年3月発売 ISBN 4840217904
- 千影 2001年3月発売 ISBN 4840217912
- 春歌 2001年4月発売 ISBN 484021803X
- 四葉 2001年4月発売 ISBN 4840218048
- 亞里亞 2001年4月発売 ISBN 4840218056
- 電撃G's PREMIUM シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜 オリジナルストーリーズ
- 2001年7月発売 ISBN 4840219028
- シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜 ポケットストーリーズ
- 2001年12月発売 ISBN 4840219699
- 2002年2月発売 ISBN 4840220832
- 2002年4月発売 ISBN 4840221200
- 2002年6月発売 ISBN 4840221367
- 電撃G's PREMIUM シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き〜 Sincerely Yours
- 2004年2月28日発売 ISBN 4840226458
ゲーム版のデータ
5タイトルが発売されている。なお、これ以外にWindows95〜XP対応の「タイピングシスター・プリンセス」(4タイトル)が製作されていたが、発売中止になっている。
ゲーム・Sister Princess
| Sister Princess | |
|---|---|
| プラットフォーム | プレイステーション [PS] ドリームキャスト [DC] |
| 発売元 | メディアワークス |
| 発売日 | [PS] 2001年4月26日 [DC] 2002年3月28日 |
| ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
| レーティング | 全年齢 |
| 名前変更 | 設定可能 |
| エンディング数 | 48 |
| セーブファイル数 | 12 |
| 音声 | 主人公以外全員 |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | あり |
| 回想モード | なし |
| メッセージスキップ | あり |
| オートモード | なし |
| 備考 | DC版は「PREMIUM EDITION」(PS「ピュア・ストーリーズ」との合本) |
ゲーム版の第1作は2001年4月26日にメディアワークスより発売された(開発・STACK)。機種はプレイステーションで、ジャンルは恋愛アドベンチャーゲーム。2002年3月28日にはドリームキャスト版も発売されている。
「兄1人(プレイヤー)に対して妹12人」と言う設定がシリーズの世界観に持ち込まれたのは本作が初めてであり、しかもそれぞれの妹が実妹(血縁)か義妹(非血縁)かはプレイヤーの選択肢によって変化すると言う思い切ったストーリー展開になっている。
9人の妹が帰国子女である春歌・四葉・亞里亞の歓迎会を開く場面から始まり、バレンタインデー直前の2月11日から1か月の間に、12人の妹たちとメール交換をしながら街中で妹たちと会ったり「お兄ちゃんの日」に自宅へ妹を呼んだりしながらストーリーを進めて行く。
エンディング数は48と非常に多い。
また、ポケットステーション(DC版はビジュアルメモリ)対応でミニゲーム(内容は「後ろの正面だあれ?」)がプレイ可能。
- 関連書籍
- 電撃G's PREMIUM Sister Princess ビジュアル&完全攻略ブック
- 2001年3月発売 ISBN 4840217947
なお、ゲーム中のエピソードの一部は公野櫻子がゲームのシナリオ用に書き下ろしたプロットを用いて「ゲームストーリーズ」のタイトルで書籍化されている(本シリーズのイラストは、天広直人でなく後藤潤二が担当)。主に女性の、ゲームをプレイしないファン層の需要に応えるために発売されたと思われる。PSone Books版「Sister Princess」の説明書に第3巻、第4巻が2003年春発売予定との記述があったが、発売されることはなかった。
- 2002年11月発売 ISBN 4840222339
- 2002年12月発売 ISBN 4840222452
ピュア・ストーリーズ
2001年12月13日発売。機種はプレイステーションで、ドリームキャスト版は前作の「PREMIUM EDITION」に合本として収録されている。
前作を補完するファンディスク的な要素が強いためか正規の続編ではなく「番外編」的な扱いになっている。
- クリスマス・ストーリー
- 兄と12人の妹が一堂に集うクリスマスパーティーを開くまでを描いたアドベンチャーゲーム。
- バレンタイン・ストーリー
- 前作のダイジェストを「妹視点」で描くアドベンチャーゲーム。
- ミニプリコーナー
- 各種のミニゲーム(神経衰弱・15パズルなど)や、本誌連載のCGギャラリーを収録。
ゲーム・Sister Princess 2
| Sister Princess 2 | |
|---|---|
| プラットフォーム | プレイステーション [PS] |
| 発売元 | メディアワークス |
| 発売日 | 2003年3月20日 |
| ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
| レーティング | 全年齢 |
| 名前変更 | 設定可能 |
| エンディング数 | 49 |
| セーブファイル数 | 12 |
| 音声 | 主人公以外全員 |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | あり |
| 回想モード | なし(ファンディスクに収録) |
| メッセージスキップ | あり |
| オートモード | あり |
2003年3月20日発売。対応機種はプレイステーションで、前作と同様にSTACKが開発。前作から1年半弱が経過した7月25日から1か月間を描く。ゲームシステム0は基本的に前作と同じだが、バックログ機能の追加など多少の改善が為されている。
ストーリー面では、前作に比較すると「兄1人に対して妹12人」と言う設定への抵抗が生じたためか、複数人の妹が同一イベント上で登場するシチュエーションが少なくなっている。
また、アニメ2作品に対してもこれと似た指摘が為されているが、前作では「第三者から見れば決して秀でている所は無い普通の男性」である兄が本作では最初から「頼りがいのある理想的男性像」として描かれているという違いが有る。
- 関連書籍
- 電撃G's PREMIUM Sister Princess 2 ビジュアル&完全攻略ブック
- 2003年3月発売 ISBN 4840223521
プレミアムファンディスク
本誌連載終了後の2003年11月13日発売。対応機種はプレイステーション。「ピュア・ストーリーズ」と同様、ゲーム本編を補完する「番外編」的な意味合いが強い。
初回限定特典は「プレミアムムービーDVD」で、ゲームのCMやオープニングムービー、電撃G's magazine本誌の広告・各種プロモーション映像が収録されている。
- スプリング・ストーリー
- 兄と12人の妹の春休みを描いたアドベンチャーゲーム。
- サマー・ストーリー
- 前作のシナリオを「妹視点」の回想で描くアドベンチャーゲーム。
- ギャラリーモード・BGMモード
- 本編のイベント回想モードが収録されている。
シスター・プリンセス RePure(GBA)
| シスター・プリンセス RePure | |
|---|---|
| プラットフォーム | ゲームボーイアドバンス [GBA] |
| 発売元 | マーベラスエンターテイメント |
| 発売日 | 2003年3月20日 |
| ジャンル | アドベンチャー |
| レーティング | 未審査 |
| 名前変更 | 設定可能(カナ4文字) |
| エンディング数 | 36 |
| セーブファイル数 | 3 |
| 音声 | 一部 |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | あり |
| 回想モード | なし |
| メッセージスキップ | なし |
| オートモード | なし |
| 備考 | 容量64Mbit |
2003年3月20日(PS版「2」と同日)にマーベラスエンターテイメントより発売された。アニメ第2作のストーリーズパートをベースにしており、1回目のプレイは可憐シナリオ固定で、2回目以降のプレイで他の11人のシナリオが選択可能になる(さらに隠しシナリオもアリ)。アニメの後日談的なシナリオも存在する。
開発時にはキャラクターズパートのCGを使用したスクリーンショットが掲載されていたが、発売時には咲耶・千影・春歌以外の妹のシナリオをクリアした時に「ごほうび画像」として2枚のうち1枚のCGがアルバムに追加されるのみである。なお、千影のごほうび画像は別の手段で追加することができるが、咲耶・春歌のごほうび画像は収録されていない。
画面左には妹の「ドキ度」(好感度)が8段階で表示されており、プレイヤーの選択肢によって上下するこの数値によってエンディングが変化する場合がある。エンディングは妹ごとに2〜4種類。
- 千影の占い
千影シナリオの終盤で「占い」イベントが発生する場合がある。千影の質問(7問)に答えて行くと、プレイヤーと相性の良い妹を教えてもらえる。
- 雑記
プレイヤー名を入力せずに「決定」を押すと、デフォルトで「わたる」と言う名前になる。この名前は、アニメ第1作の主人公・海神航から来ていると思われる。
アニメ版の放映データ
テレビ東京系で2作品が放送された。なお、両作品はファンの間では明確に区別されることが多いが、2005年11月よりキングレコードから順次リリースされているUMD版(全7巻)は「シスター・プリンセス&シスター・プリンセス RePure」と言う両作品の合本形式になっている。
シスタープリンセス
2001年4月〜9月の間、TXN系列3局(テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪)及びテレビ和歌山・南海放送などで放映。2003年4〜7月にはAT-Xでも放送されている。全26話。また本放送前の2001年3月28日にテレビ東京で「シスタープリンセス 前夜祭」が放送されている。番組内容は、製作発表記者会見の様子や声優インタビューなど。
このアニメは「兄一人に対し妹が12人」と言う点はゲーム版と同様だが、それ以外は原作ともゲーム版ともまるで共通点が見られない異色作。オリジナルキャラクターも次々と飛び出し、しかもどんどん独自の路線を突っ走っていった。それ以外にもツッコミどころ満載な作画上の問題など、2ちゃんねる等各所で大きな反響を呼んだ伝説のアニメである(「ウニメ」というインターネット上の俗語はこのアニメが元で生まれた)。
なお、プロミストアイランドの頂上にある奇妙な像は「マッキー」と言い、大畑清隆監督(第13話で降板)が関わった別作品「ジェネレイターガウル」や「天使になるもんっ!」にも登場している。
- スタッフ
- 監督:大畑清隆・伊灘郁志
- キャラクターデザイン:新田靖成
- 音楽:服部隆之
- 音響監督:千葉繁
- 音楽製作:オムニバスプロモーション
- 録音スタジオ:OPレクイエムスタジオ
- 音楽協力:スターチャイルドレコード
- アニメーション制作:ZEXCS
- アニメーション制作協力(一部の回のみ):有限会社ハルフィルムメーカー
- 制作:シスプリ制作委員会(メディアワークス、キングレコード、読売広告社、ブロッコリー)
- 主題歌
- オープニングテーマ 「Love Destiny」作詞・作曲:伊藤千夏/編曲:小林信吾/歌:堀江由衣
- エンディングテーマ 「翼」作詞:有森聡美/作曲:池田浩雄/編曲:太田美知彦/歌:堀江由衣
- タイトルリスト
- 僕のグラデュエーション
- お兄ちゃん、大好き!
- お兄様といっしょ
- くまさんどこ?
- アニキとメール \(^◇^)/
- お兄ちゃんは王子様
- 恋する季節
- いつの日かふたりで
- 夏がきました
- 頑張って、あにぃ!
- アニキとシークレットツアー
- バカンスはラブよ
- お兄ちゃんとの夏
- 本当のキモチ
- 亞里亞のおリボン
- 花穂、がんばっちゃう!
- おキューですわ……ポッ
- ……永久の……契りを……
- 愛のお弁当ですのっ
- Christmas Love Destiny
- アニキにme two \(^o^)/〜
- 兄チャマ、チェキデス
- はじめてのお客様
- さよならの予感
- あいたい…お兄ちゃん
- 約束の島
- 関連書籍
- アニメ シスター・プリンセス完全ビジュアルブック
- 2002年2月発売 ISBN 4840220425
- 海外版
2004年10月17日よりADV Films社から北米版が発売されている。DVDは全7巻(1巻・7巻のみ3話収録、他は4話ずつ収録)で、各巻には以下のような副題が付けられている。
- Sister Princess -Oh, Brother!-
- Sister Princess -Sibling Revelry-
- Sister Princess -Sisters and Sunshine-
- Sister Princess -Brotherly Love-
- Sister Princess -Gifts from the Heart-
- Sister Princess -One Big Happy Family-
- Sister Princess -Brother, Where Art Thou?-
また、香港・台湾ではe-kids社よりDVD(全9巻)・VCD(全13巻)が発売されている。
北米版・中文版での妹たち12人(+1人)の兄に対しての呼び方は以下の通り。
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日本語
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英語
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中国語
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(「哥」は「ケー」と読み、音韻が「兄」と同じであることから転じて「兄」の意)
シスター・プリンセス 〜Re Pure〜
2002年10月2日、テレビ東京で放映開始、TXN系列各局でもネット。ストーリーズパートとキャラクターズパート、それぞれ15分ごとの二部構成(第13話のみストーリーズパート30分)。全13話。ストーリーズパートは兄とそれぞれ離れて暮らす12人の妹たちとの交流を、町の広場にある古びた時計台の謎を織り交ぜながら描いている。前作では一応、全員に最低1話はスポットが当たっているのに対し本作では花穂と咲耶が優遇されている感が有り、他の妹のファンから批判されることが有る。
前作のアニメとは打って変わって作画の質が上がり、特にキャラクターズパートは監督・宮崎なぎさ(本作で監督デビュー)独特の、非常にハイクオリティなアニメとして評価されている。また、BGM・エンディングテーマを故・岡崎律子が手がけている。
- スタッフ
- 監督:下田屋つばめ(ストーリーズ)、宮崎なぎさ(キャラクターズ)
- キャラクターデザイン:新田靖成
- 音楽:I've(ストーリーズ)、岡崎律子(キャラクターズ)
- 音響監督:千葉繁
- 音楽製作:オムニバスプロモーション
- 録音スタジオ:OPレクイエムスタジオ
- 音楽協力:スターチャイルドレコード
- アニメーション制作:ZEXCS
- 製作:プリピュア製作委員会(メディアワークス、キングレコード、読売広告社)
- タイトルリスト
左側がAパート「ストーリーズ」、右側がBパート「キャラクターズ」(カッコ内は原作版のエピソードタイトル)。
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ストーリーズ第1〜12話のタイトルバックは時計台のレリーフに対応しており、レリーフにはそれぞれ次のようなタイトルが付けられている(第8・9話は英語、それ以外はドイツ語)。レリーフには前作の舞台・プロミストアイランドとおぼしき島やプロトロボが描かれている物もあり、前作との何らかの関連性をうかがわせている。
- DER TANNENBAUM(一本のもみの木)
- ADAM UND EVA(アダムとエヴァ)
- DIE HEILIGE DREI KÖNIGE(3人の聖王)
- DER VIER WEISEN(4人の賢者)
- DIE FUNF GESCHWORENEN(5人の陪審員)
- DIE SECHS SCHORNSTEINE(6本の煙突)
- DIE SEIBEN TODSUNDE(7つの大罪)※「SEIBEN」は「SIEBEN」の誤りと思われる。
- EIGHT MEN OUT(去りゆく8人)
- CLOUD NINE(9番目の、天国に最も近い雲)
- DIE ZEHN GEBOTE(十戒)
- DER SPIEGEL(鏡)
- DIE ZWÖLF SINGEN ENDEN ENGEL(終末を告げる12人の天使)
- 第12話の時点では時計台の絡繰りは故障中で、タイトルバックはレリーフの円のみ。第13話で12枚目のレリーフが姿を現す。
- 主題歌
- オープニングテーマ can/goo「まぼろし」
- ストーリーズエンディングテーマ can/goo「君と生きてゆく」
- エンディングテーマ(#1) 岡崎律子「lyric」
- エンディングテーマ(#2) 岡崎律子「素顔」
- エンディングテーマ(#3) 岡崎律子「Sweet dreams」
- エンディングテーマ(#4) 岡崎律子「それはあたしの心なの」
- エンディングテーマ(#5) 岡崎律子「笑顔にはかなわない」
- エンディングテーマ(#6) 岡崎律子「reminiscence」
- エンディングテーマ(#7) 岡崎律子「Magie」
- エンディングテーマ(#8) 岡崎律子「Be happy,please!」
- エンディングテーマ(#9) 岡崎律子「春の歓び」
- エンディングテーマ(#10) 岡崎律子「守りたい人がいて」
- エンディングテーマ(#11) 岡崎律子「いっしょにたべよう」
- エンディングテーマ(#12) 岡崎律子「Romantic connection」
- 「シスター・プリンセス Re Pure キャラクターズDVD」では、岡崎律子が歌う「A Girl in Love」がキャラクターズのオープニングテーマとして新規に追加されている。後に発売された1話収録のDVDでは、その話を担当する妹の声優がカバーした「A Girl in Love」がオープニングテーマとなっている。ちなみに「A Girl in Love」のフルサイズ版は堀江由衣がカバーしたものが堀江由衣の4thアルバム「楽園」に収録されている。岡崎律子自身が歌ったうフルサイズ版はない。
- 関連書籍
- シスター・プリンセスRePure 完全ビジュアルブック ストーリーズ
- 2003年3月発売 ISBN 484022353X
- シスター・プリンセスRePure 完全ビジュアルブック キャラクターズ
- 2003年6月発売 ISBN 4840223548
- 電撃文庫 シスター・プリンセスRePureセレクション
- 2002年11月発売 ISBN 4840222177
- キャラクターコレクションの全48話中24話(内12話はキャラクターズでアニメ化されたエピソード)を収録。
- 電撃コミックス シスター・プリンセスRePure(森嶋プチ)
- 2004年4月27日初版 ISBN 4840226768
- 『月刊コミック電撃大王』連載。内容は、ストーリーズに準じた展開。

